社労士試験の勉強時間の目安

社労士試験の勉強時間はどれくらい?合格までの目安とスケジュール

社労士試験に合格するための勉強時間は、一般的に 約800〜1,000時間 が目安とされます。 これは1日2時間の学習でも1年以上かかる計算です。ここでは、学習状況別の目安時間と、社会人が現実的に合格を狙うためのスケジュールを解説します。

合格に必要な勉強時間の目安

必要な勉強時間は、これまでの学習経験によって大きく変わります。あくまで目安ですが、次のように考えておくと計画が立てやすくなります。

初学者(法律の学習経験なし)約1,000時間ゼロから8科目を理解するため最も時間がかかる
学習経験者(行政書士・宅建等の経験あり)約700〜800時間法律の読み方に慣れている分、短縮できる
予備校・通信講座を利用約700〜900時間出題傾向の絞り込みで学習効率が上がる

※ 社労士試験の合格率は例年5〜7%(直近の第57回は5.5%)。時間の「量」だけでなく、過去問中心の「質」の高い学習が合否を分けます。

学習期間別のスケジュール例

合計900時間を確保する場合、学習期間ごとに1日あたりの必要時間は次のように変わります。試験は毎年8月なので、逆算して開始時期を決めましょう。

約9ヶ月(短期集中)

平日2時間+休日5時間

週20時間ペース

約1年(標準)

平日1.5時間+休日4時間

週15.5時間ペース

約1年半(ゆとり)

平日1時間+休日3時間

週11時間ペース

働きながら勉強時間を捻出するコツ

管理人(メカとら)はフルタイム勤務のまま、9ヶ月で合格しました。まとまった時間は取れないので、スキマ時間の積み重ねで合格ラインに乗せています。

  • 通勤中の60分は、予備校の動画講義を倍速で/一問一答アプリ
  • 昼休み30分は、前日に間違えた問題の復習だけに絞る
  • 帰宅後75分は、テキスト読み込み+過去問演習
  • 休日は6時間ずつ、模試・弱点科目の底上げにあてる

この「平日2時間45分+休日6時間」の積み重ねなら、9ヶ月で約1,000時間に届きます。 大切なのは長時間よりも毎日途切れさせないことです。

管理人の9ヶ月半、実際の時間配分

上の「平日2時間45分」は平均で、実際には時期によってかなり違いました。2021年11月中旬に始めて、2022年8月の試験まで。 合計はおよそ1,000〜1,100時間です。

時期平日休日やったこと
11月〜1月基礎インプット2時間前後 → 後半3時間強5時間テキストを通読。わからない所は動画講義とYouTubeで補う
2月〜4月問題演習①2.5時間6時間問題集を解き、間違えたらテキストに戻る
5月〜6月問題演習②+弱点補強3時間7時間間違えた問題の潰し込み。一般常識の対策を開始
7月〜8月過去問・総仕上げ3.5時間8時間過去問を時間を測って解く。模試を2回受験

当時は未就学の子どもが1人いて、妻もフルタイムで働いていました。通勤は片道80分、残業は月30時間前後。 夜に時間が取れるかは日によってまちまちだったので、朝の1時間だけは毎日固定にしました。 ここが崩れなかったことが、9ヶ月半続いたいちばんの理由だと思っています。

時期ごとに時間が増えているのは、後半ほど間違えた問題の復習と過去問演習に時間を取られるようになったためです。 直前期は休日に1日8時間。最初からこのペースで始めていたら、たぶん続かなかったと思います。

配分で意識したのは、年金3法(健保・厚年・国年)に全体の4割ほどを割くこと。 配点が大きく、理解に時間がかかる科目だからです。一方で一般常識は深追いせず、統計の数字は直前期にまとめて覚えました。

「何時間やるか」より先に決めておくこと

開始時期は、試験日から逆算する。試験は毎年8月下旬です。1,000時間が必要だとして、残りの月数で割ると1日あたりの必要時間が出ます。 その数字を見て「無理だ」と感じるなら、翌年の試験に切り替えるほうが結果的に早いこともあります。

最初の3ヶ月は、進んでいる感覚がなくて当然。インプット期は、1科目終えるころには前の科目を忘れています。ここで焦って教材を増やすと消化不良になります。 問題演習に入ってから知識がつながり始めるので、それまでは「1周終わらせること」だけを目標にするのがおすすめです。

1日サボっても、翌日に取り返そうとしない。取り返そうとすると翌日が重くなり、また崩れます。予定どおりにいかなかった日は、その日の分は捨てて、次の日は普段どおりにやる。 「完璧主義を捨てる」は合格体験記でもいちばん強調したことですが、働きながらの受験ではこの割り切りが欠かせません。

よくある質問

Q. 社労士試験は何時間勉強すれば受かりますか?

A. 一般的な目安は800〜1,000時間です。初学者は1,000時間前後、他資格の学習経験がある方は700〜800時間程度が目安になります。

Q. 働きながらでも合格できますか?

A. 可能です。実際に社会人の合格者は多く、スキマ時間を活用すれば9ヶ月〜1年で合格圏に届きます。継続できる仕組みづくりが鍵です。

Q. 1日何時間勉強すればいいですか?

A. 1年合格なら平日1.5時間+休日4時間ほどが目安です。短期集中なら平日2時間+休日5時間を確保しましょう。